一般社団法人雲仙観光局では、小浜温泉の一部宿泊施設にご協力いただき、宿泊実績に関するデータの収集・分析に取り組んでいます。このたび、データ連携施設における宿泊者数や宿泊動向を確認できる「小浜温泉 宿泊動向ダッシュボード」を公開しました。
このダッシュボードについて
本ダッシュボードは、地域の宿泊状況をデータで確認し、宿泊施設や観光事業者の皆様の経営判断、商品づくり、情報発信などに活用していただくことを目的としています。
現時点では、小浜温泉の一部宿泊施設から提供されたデータをもとに作成しています。小浜温泉全体の宿泊実績を示すものではありませんが、地域の変化や傾向を考えるための参考情報としてご覧ください。(随時参画施設を増やしていきます)
■確認できる主な内容
ダッシュボードでは、次のような情報を確認できます。
- 月ごとの宿泊者数の推移
- 既に予約の入っている先予約情報
- 前年や過去の実績との比較
- 曜日や時期による宿泊動向
- 国内客・外国人客等の構成
- そのほか、データ連携施設における宿泊傾向

■基本的な使い方
ダッシュボード内のグラフや項目を選択すると、表示する期間や対象を絞り込むことができます。
1.確認したい期間や項目を選択します。
2.グラフにカーソルを合わせると、詳しい数値が表示されます。
3.選択を元に戻す場合は、画面内のリセットまたは元に戻す操作をご利用ください。
スマートフォンでは、一部のグラフが小さく表示される場合があります。詳しく確認する場合は、パソコンまたはタブレットでの閲覧をおすすめします。
活用例
業種ごとの活用例
本ダッシュボードは、宿泊施設だけでなく、飲食店、土産店、アクティビティ提供事業者など、地域内のさまざまな事業者の皆様にご活用いただけます。
宿泊施設
地域全体の宿泊動向と自施設の予約状況を比較することで、自施設の特徴や課題を把握するための参考にできます。
例えば、地域全体では宿泊者数が増えているにもかかわらず、自施設の予約が伸びていない場合は、宿泊プラン、価格設定、情報発信、販売経路などを見直すきっかけになります。
また、宿泊需要が高まる時期や弱い時期を把握し、早期予約プラン、連泊プラン、平日限定プランなどの販売時期を検討する際にも活用できます。
【活用の例】
・自施設の予約数や稼働率と地域の宿泊動向を比較する
・繁忙期、閑散期に合わせて宿泊プランや料金を検討する
・平日や特定の曜日の集客施策を考える
・イベントや広告実施後の予約状況の変化を確認する
・仕入れ、人員配置、館内サービスの準備に役立てる
飲食店
宿泊者が増える時期や曜日を把握することで、来店需要を予測し、仕入れや人員配置、営業時間を検討する際の参考にできます。
特に、宿泊者が増えているにもかかわらず来店数が伸びていない場合は、宿泊施設から店舗までの案内、夜間の営業情報、予約方法、外国語対応などに改善の余地がある可能性があります。
【活用の例】
・宿泊者が増える時期に合わせて仕入れ量を調整する
・繁忙が予想される曜日の人員配置を検討する
・夕食、朝食、昼食の需要が高まりそうな時間帯を考える
・宿泊施設と連携した夕食プランや食事券を企画する
・閑散期に限定メニューや周遊企画を実施する
・外国人宿泊者の増加に合わせてメニュー表示や予約対応を見直す
土産店・物産販売事業者
宿泊者数の増減を確認することで、来店者数や販売機会の変化を予測し、商品構成や仕入れ、販売促進を検討する際の参考にできます。
宿泊者が増える時期には、持ち帰りやすい商品、地域らしい商品、贈答用商品などを強化することが考えられます。反対に宿泊需要が弱い時期には、地域住民向けの商品やオンライン販売を強化するなど、販売方法を見直す材料になります。
【活用の例】
・繁忙期に合わせて商品在庫や仕入れ量、シフトを調整する
・宿泊者の増加時期に合わせて季節商品を展開する
・宿泊施設の売店やフロントと連携して商品を販売する
・チェックアウト後の立ち寄りを促す企画を考える
・閑散期にオンライン販売や地域住民向け販売を強化する
・宿泊プランに組み込める土産商品やギフトを開発する
アクティビティ・体験提供事業者
宿泊者が多い時期や曜日を把握することで、体験プログラムの開催日、開始時間、定員、スタッフ配置を検討する際の参考にできます。
宿泊者数は多いものの体験予約が少ない場合は、体験内容そのものだけでなく、宿泊施設での案内方法、予約受付の締切、移動手段、所要時間などを見直す必要があるかもしれません。
【活用の例】
・宿泊需要の高い日に合わせて体験プログラムを設定する
・チェックイン前やチェックアウト後に参加できる時間帯を検討する
・宿泊施設と連携した宿泊・体験セットプランをつくる
・閑散期限定の体験や季節型コンテンツを企画する
・予約状況に合わせてガイドやスタッフの配置を調整する
・宿泊者の動向と体験参加者数を比較し、案内方法を改善する
交通・移動サービス事業者
タクシー、バス、レンタカー、送迎サービスなどの事業者は、宿泊者が増える時期や曜日を把握することで、移動需要を予測する際の参考にできます。
宿泊施設、飲食店、観光施設を結ぶ移動手段を充実させることは、地域内での滞在時間や消費を増やすことにもつながります。
【活用の例】
・宿泊需要が高い時期の配車や運行体制を検討する
・チェックイン、チェックアウト時間に合わせた送迎を考える
・夜間の飲食店利用に対応した移動サービスを企画する
・宿泊施設と観光施設を結ぶ周遊ルートを検討する
・イベント開催時の臨時運行や送迎需要を予測する
観光施設・地域団体・イベント主催者
観光施設や地域団体は、宿泊動向と入館者数、イベント参加者数、売上などを照らし合わせることで、取り組みの効果を振り返る際の参考にできます。
ただし、宿泊者数の変化には天候、曜日、連休、交通状況、ほかのイベントなど、さまざまな要因が影響します。宿泊データだけで効果を判断せず、複数の情報を組み合わせて確認することが大切です。
【活用の例】
・イベント開催前後の宿泊動向を確認する
・宿泊者が多い時期に合わせて催事や営業時間を設定する
・宿泊施設と連携した入場券付きプランを企画する
・来場者数と宿泊者数の関係を確認する
・地域内の事業者間で課題や機会を話し合う共通資料にする
データを活用する際のポイント
本ダッシュボードの数値は、小浜温泉の一部宿泊施設から提供されたデータを集計したものであり、小浜温泉全体の宿泊実績を示すものではありません。
また、宿泊者数が増えた理由や減った理由を、宿泊データだけで特定することはできません。
自社・自店舗の予約状況、来店者数、売上、客層、天候、イベント、現場で感じている変化などと組み合わせながら、仮説を立て、次の取り組みを考えるための参考情報としてご活用ください。
データの対象と更新について
対象:小浜温泉のデータ連携宿泊施設
更新頻度:原則として月1回程度
※施設からのデータ提供状況や確認作業の都合により、更新時期が前後する場合があります。
※また、過去の数値についても、データの追加や修正に伴って変更することがあります。
ご利用にあたっての注意事項
・本ダッシュボードは、小浜温泉全体の宿泊実績を示すものではありません。
・データ連携施設の増減により、合計値や前年との比較結果が変化する場合があります。
・掲載している情報の正確性向上に努めていますが、数値の完全性や確実性を保証するものではありません。
・本データを利用した判断や行動について、雲仙観光局が責任を負うものではありません。
・内容の転載、引用、二次利用を希望される場合は、事前に雲仙観光局までお問い合わせください。
・個別施設の実績や経営状況に関するお問い合わせにはお答えできません。
その他の公開データ
雲仙観光局では、宿泊動向データのほか、雲仙市を訪れた観光客を対象に実施したアンケートの集計結果も公開しています。
アンケートデータでは、来訪者の属性や旅行形態、雲仙市を訪れた理由、滞在中に楽しんだこと、観光に対する満足度など、来訪者の特徴やニーズを確認できます。
宿泊動向ダッシュボードが「いつ、どの程度宿泊利用があったのか」を把握するためのデータであるのに対し、観光客アンケートは「どのような人が、何を目的に訪れ、どのように感じたのか」を考えるための参考データです。
両方のデータを組み合わせることで、宿泊者数の増減だけでは分からない、来訪者の目的や行動、満足度などを踏まえて、商品づくりや情報発信、受入環境の改善を検討できます。
地域の皆様とともに育てていきます
この取り組みは、まだ始まったばかりです。
今後は、毎月の更新を続けながら、表示内容や操作性、データの精度を少しずつ改善していきます。また、宿泊施設や観光事業者の皆様から「このようなデータが見たい」「このような場面で使いたい」といったご意見もいただきながら、地域で活用できるダッシュボードへ育てていきます。
データ連携への参加や、ダッシュボードの活用に関するご相談も受け付けています。
【お問い合わせ】
一般社団法人雲仙観光局
ブランディング・マーケティング部 担当:黒原
電話:0957-73-3639
お問い合わせフォーム:research@unzen-dmo.com