2024年度、雲仙市国見エリアの“インタープリテーション全体計画”を作成いたしました。

 

「インタープリテーション」とは、国立公園や世界遺産、観光地などにおいて、地域の魅力や価値を、来訪者と共有するためのコミュニケーションです。自然環境や風景、文化財などが持つ固有の価値やストーリーを来訪者と共有し、来訪者と地域資源との間に特別なつがなりをつくります。

 

■国見エリアにおけるインタープリテーション

美しい自然景観やおもてなし、美味しい食事は誰もが楽しめるものですが、それらの背後にあるストーリーは見ただけで知ることはできません。

雲仙岳と有明海に挟まれた自然豊かな土地で見られる風光明媚な田畑の風景や、鍋島邸に代表される神代地区の武家屋敷群とそのまちなみ、そして山麓や周辺の海からもたらされる豊かで多様な食。またそれらを育む人々の暮らしは、過去から現在まで続く歴史的な意味や価値を持っています。それらを来訪者と共有することで、より楽しんでもらい、国見との結びつきを深めてもらうことが、インタープリテーションの第一義的な目的です。さらには、来訪を通じて自然の大切さや、社会の持続可能性を考える機会を提供していきます。

国見エリアインタープリテーション全体計画をDLはこちらから